口のまわりの筋肉
口のまわりの筋肉
1.かむ筋肉
2.舌の筋肉
3.くちびるの筋肉
実際には多くの筋肉があるのですが、単純化し、イメージしやすくするために、上記の3種類の筋肉を考えます.
直接口に関係ありませんが、姿勢を保ち、頭を固定するための筋肉も意識することが必要です.
1:かむ筋肉
かむためには、いろいろな筋肉が、助け合い調和した運動をする必要があります.かむ筋肉をイメージするために、代表として咬筋(こうきん)を利用します.
頬の後ろに手をあて、かみしめてみてください.かたくなったのが咬筋です.
食事をよくかんで食べること. 左右両方でかむこと. 日常生活では、かみしめないこと.
2:舌の筋肉
舌(した)も複数の筋肉の協調作用で動きますが、イメージとしては、舌そのものを意識します.
日常、リラックスした状態での舌は、口蓋(こうがい=上顎骨の天井部分→右図)に収納されているのが正しい位置です.舌の先端は①にあるはずで、上の前歯には接しません.舌の中央部②は、上に上がり口蓋に接します.
姿勢が変わると舌の位置が変わります.背中を丸くし、上を向いて、くちびるを開くと、舌が下がるのがわかると思います.
3.くちびるの筋肉
花粉症などで鼻で呼吸ができず、口を開け、口呼吸(くちこきゅう)の方が多くなりました.
本来、リラックスした状態でも、くちびるは閉じている必要があります.
日常生活での注意
姿勢を正しく.頭をまっすぐに保ち、気持、あごを引きます.
くちびるは閉じ、鼻で呼吸します.
舌は上顎口蓋に収納するように上げておきます.
この時、上下の歯が接触していてはいけません.