ごあいさつ
ご あ い さ つ
日本矯正歯科学会認定医 小菅尚規

私は、昭和54年(1979年)東北大学歯学部を卒業し、矯正歯科に専門で携わるようになってから、一貫して、「不正咬合」(ふせいこうごう)を原因から改善する矯正治療を追求しております.また、大学卒業当時には既にあった[咬合育成](こうごういくせい=[かみ合わせ]を育てる)という考え方を実際の診療の場で実現することを目標に、[お子さんの口を育てる]ことを前面に出した診療を続けてまいりました.
口のまわりの筋肉の改善には、旧東ドイツの歯科医師 DR.フレンケルの考案した「フレンケル装置」の改良型と小菅矯正歯科の歯科医師:小菅尚規とジャパンオーラルアーツの歯科技工士:大村達が共同開発した、「OKA装置」(オーケーエー装置)を使用します.
歯から口へ
歯を移動して歯ならびを改善する診療を続ける一方、あごの骨を大きく育てる治療法も開発を続けました.その経験から、
あごの骨を大きく育てるための[鍵]は口のまわりの筋肉である.
と考えるようになりました.
一本一本の歯の大切さについては、いうまでもありません.そのため、
「口を内側からみる」つまり「個々の歯に焦点をあてる」発想は自然な流れであると思います.しかし、
「口を外側からみる」つまり「口のまわりの筋肉に注目し、歯ならび・かみ合わせを考える」という発想も必要ではないかと感じています.
この発想をたいせつにし、これからも、私たちが理想とする矯正治療のゴールに向かって、患者さんとともに努力を続けてまいります.