あごの骨は大きくできる
以前から、あごの骨を大きくする矯正治療はおこなわれています.多くの場合、上顎骨に対しておこなわれ、骨全体を拡げます.
また、最近では、床装置(しょうそうち=プレート)に拡大用のネジをつけ、上下顎とも拡大する治療法もおこなわれています.(DRシュワルツの拡大床)
いずれも、内側から力を加え、骨を拡大します.このような拡大法では、痛みを感じることが多いようです.
これらに対し、DR.フレンケルの開発したフレンケル装置(ファンクショナル・レギュレーター)は、歯やあごの骨に直接力を加えるのではなく、口のまわりの筋肉の力を利用し、あごの骨を大きくします.大きくするだけでなく、あごの骨の形も変えることができます.
フレンケル装置を使い始めた頃は、装置の効果に対して半信半疑でした.経験数が増えるにしたがい、その不思議な効果が確実に起こることを実感しました.
しかし、充分なあごの骨の拡大が得られない症例があることも事実でした.
そこで、フレンケル装置とシュワルツの拡大床の利点を合わせ持ったOKA装置を独自に開発することとなりました.
フレンケル装置・OKA装置は、ともに口のまわりの筋肉を活性化し、調和を図ることによって、あごの骨を大きく育てます.
現代人は、あごの骨が小さくなったのではありません.大きくならないうちに成長を終了してしまうと考えます.そう考えると、あごの骨に充分な筋肉の刺激を与えれば、その本来の大きさに育つはずです.
あごの骨が大きく育つことに、何の不思議もありません.